看護師による糖尿病療養指導の現場から

2018/1/15
海外旅行に行きたいんですが

年末年始の休みを利用して旅行を計画している患者様に聞かれました。
「インスリンは、どうやって持って行ったらいいんですか?」

インスリンには保管温度があります。
以下は、旅行時にかかわらず、日常生活においても注意されていることでもあります。

インスリン保管温度に関して注意すること

  • 30度以上になるところにはおかない
  • 冷凍しない

飛行機に乗る際の注意点

飛行機を利用しての旅行の場合、
インスリンは必ず手荷物にします。つまり、機内持ち込みにします。
大きな荷物と一緒に預けてしまうと、温度調整の不十分な場所での保管となり、インスリン製剤の品質に影響を及ぼしてしまいます。
予備を含め、倍量を持つようにしてください。
また、1箇所にすべてまとめず、2箇所以上にわけて手荷物になるようにしましょう。

海外旅行時には時差をしっかり考慮しましょう

インスリンは、現地との時差も考慮し、インスリン注射時間・量を計算しなければなりません。即効型インスリンは、食事時間に合わせて打ちますが、持効型インスリンは調整が必要な場合もあります。

出発前に、ご相談ください。
投与するインスリン量の計算式もあります。参考にしてください。

海外旅行方面別計算式

西回り
(日本からアジア・欧州に向かう場合。アメリカ方面からの帰国の場合)

普段のインスリン量×(1+時差÷24)

東回り
(アジア・欧州からの帰国。アメリカ方面に向かう場合)

普段のインスリン量×(1-時差÷24)

さかえ 2018.1月 より 引用