看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/11/13
SMBG 血液はどこから採る?

新しく血糖測定器を購入した患者さまから、
「どこに針を刺して、血を採るの?」
と聞かれました。
指導用のパンフレットには指先が描かれていましたが、どの指をつかうのか?という質問でした。
どう答えたらいいのでしょうか。

手のひらからの採血がおススメ

血糖測定を初めてする方や、高齢者の場合、指先からの採血が難しいこともあります。
そのような時、スマートにおススメしたいですね。ここがいいですよって。
おススメは、「手のひら、どこでもいいよ」です。
ようするに、じゃんけんをした「ぱー」全部大丈夫、ということです。

手のひらからの採血は、指先より痛くなくておススメです。
親指の付け根はすこし痛いかもしれないので、ちょっとお勧めできませんが、どこでも比較的血液は出やすいです。

前腕(ひじから手首までの部分)でも取れますが、指先と比較すると、皮静脈は血液速度が遅く、急激に血糖が上昇したり下降したりした時、その変動に前腕部血糖値は20〜30分の遅れを生じるといわれています。
つまり、低血糖や高血糖の発見がおくれるという危険性があるということです。

血糖が比較的安定しているときは、前腕部と指先の血糖値にはあまり差はありません。しかし、急激に血糖が下がって低血糖かどうか確認するときなどは、前腕部の採血を避け、指先で測定するようにしてください。

寒い冬は手を温めましょう

1回で必要な採血量が採れるようにするコツは、「手を温めてから採血をすること」です。寒くなる冬は、特に血液が出にくくなりますので、手を温めてから採血するようにしてください。