看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/9/11
糖尿病で中性脂肪が高いとなぜいけないの?

血糖値が改善してきた患者さま。しかし、中性脂肪の値がなかなか下がりません。
脂肪を抜いた食事、毎日食後1時間の散歩を欠かさず、さらに1ヶ月で2kgずつの減量、頑張っているのになぜ?

「中性脂肪くらい高くてもいいじゃん。血糖値が良くなったから」
と、苦笑しながらおっしゃいました。

では、中性脂肪が高いとなぜいけないのでしょうか?

解説

中性脂肪が高いと、糖尿病の引き金である動脈硬化の危険因子となることが多いからです。
インスリン抵抗性が高いと、中性脂肪は高値となります。
しかし、中性脂肪は皮下脂肪で悪いイメージもありますが、空腹時のエネルギー源になったり、体の臓器を保護する働きもあります。

中性脂肪が高くなるのは、たくさん食べてエネルギーを多く摂っていると、体が消費した残りの分のエネルギーが肝臓で脂肪に替えて蓄えてしまう結果なのです。

炭水化物を多く含む食事も中性脂肪を増やす原因となります。
食事療法と運動療法にはしっかりと取り組んでいかなくてはなりません。

来月、さらに続きを解説します。