看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/6/26
月に何キロまでなら体重を落としてもリバウンドしませんか?

「減量しましょう」とBMI35の方が、医師から言われました。
何度もダイエット経験のある患者様です。
「あれ?たしかこの前もダイエットって医師に言われていなかった?」

診察時にダイエットを指示されると、自己流で頑張るのですが結局続かず、逆に体重が増えてしまう患者様です。

何キロだったらリバウンドしないのかな?

〜解説〜

一般的には、健康を維持しならダイエットは、毎月1kgずつ、と言われています。1年経つと12kgの減量につながります。
1ヵ月に2kg以上のダイエットは身体への負担もあり、おすすめできません。しかし、もともとの体重が40kgの人と130kgの人では2kg減量の意味が異なってきます。
また、年齢によっても異なってきます。10代前半の若い年齢と中年以降であれば基礎代謝が違うので、からだに対する変化・反応は違ってきます。

まず1kgの減量を

そのため、療養指導の現場では、「まず1kgの減量を」と声をかけています。 ご本人が食事をへらすのか、運動をするのか相談し、実践可能な方法を選択しています。 食べなければ、確かに体重は減りますが続きません。

アメリカで行われた会議で、食事指導と活動性を高める生活改善指導を強化し、体重を5%程度減少した、強化群では糖尿病移行リスクを約16%減少した、と報告がありました。BMI22まで減量しなくても、体重を現在より3%程度減量することで、耐糖能や脂質、血圧の異常が改善することが少なくありません。
適切なエネルギー摂取量と目標体重を定め、減量に取り組むことが大切です。

毎日少しずつ、生活習慣の見直しをして実践していきましょう。