看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/6/5
糖尿病って治りますか?

歯科の治療中の患者様が、家族に糖尿病がいる、と話したら、
担当の歯科医師より「ちょっと見てもらって」と言われて来院されました。
自覚症状に、体重減少・口渇・多飲があったためドキドキ。

・HbA1c 10.9%
・血糖値 386mg/dl

結果をお伝えすると、「治りますか?」と聞かれました。

療養指導士:糖尿病は完治しません
患者さま:絶句
療養指導士:なぜかというと?

〜解説〜

糖尿病はコントロールが良くなると、食事・運動療法の継続、生活習慣の改善により、「健康な人と変わらない生活」を送ることができます。

しかし、糖尿病は血糖値のコントロールがよくなり、基準値内になったという治癒した状態の、もとの状態に戻るようなものではなく、生涯つきあっていかなければならない病気でもあります。
一度糖尿病と診断されると、体調の悪化や生活環境の変化などで状況が変わると、治癒した状態から再び悪化することがあります。
ですから、糖尿病は「治った、治癒した、完治した」などという言い方はしません。
「コントロールが良好な状態」と表現することが多いです。

どうやって「良好な血糖コントロール」を保っていけばいいの?
ぜひ、診察の時や療養指導の時に聞いてください。
一緒に考えていいきましょう。