看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/5/29
運動をすすめたら、間食まで減りました。

40代男性、HbA1c7.5%、BMI:31、ビグアナイド薬 メトグルコR、メデットR、グリコランR、ジベトスR、ネルビスR内服中

糖尿病で治療中の会社員の患者さまから質問されました。
「社内でメッセンジャーのように、一日中歩いていることも多いのに、これ以上歩くんですか?」と。
「確かに運動していますが、移動にしかなっていなくて、運動効果を上げるほどではないのでは?」と話しました。

運動効果を上げるアドバイス

  • 速足にする
  • 大きく手足を動かす
  • 階段を使う

の指導をしました。
「これだけでいいの?」とおっしゃったので、「食後の歩行を忘れずに入れて下さい。」と指導しました。

1か月後、体重の変化はありませんでしたが、HbA1cは7.0%へ。
ご本人に確認すると、
「移動速度を速めたことと、夕食後の間食をやめた」とのこと。
「夕食後に間食してしまうと、歩かなければいけないからめんどくさい。だから間食をやめた」そうです。

有効的な運動をすすめたら、間食まで減りました。
次回、体重減少を期待していますと笑顔で診察室を後にされました。

有酸素運動とレジスタンス運動の併用はさらに血糖コントロールに有効

運動によってもたらされる効果

  • インスリン抵抗性の改善
  • 肥満・高血圧症・脂質代謝異常・慢性炎症の改善
  • 身体活動量の増加により、日常生活におけるエネルギー消費量の増加
運動量の達成目標

3〜5回/週、中程度の有酸素運動20〜60分/回、合計150分以上

適度な運動により、上手に血糖コントロールをしましょう。