看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/5/15
水分って摂りすぎたらいけないの?

水分摂取を力説したら、患者さんから言われました。
1日2L飲んでください、と常に話しているのですが、確かに水分の摂りすぎって・・・・・

「過剰に水分を摂ると腎臓に負担がかかったりして、体内の老廃物の処理ができなくなるからです。」と答えました。

ではどのくらい増えると腎臓に負担がかかるのでしょうか?

〜解説〜

人間の体は約60%が水分でできています。
わずか1%不足しただけで口渇になります。5%不足すれば、頭痛・体温上昇・脈拍上昇などの症状を引き起こしてしまいます。
逆に、数%の増加で腎負担がかかり、倦怠感・浮腫の出現につながります。
自分の体なのにおぼれている状態、とも言われています。
汗をかいたり、下痢や嘔吐などで一過性に水分が不足している時は1日に必要な水分量より多くの水分を摂取しなくていけませんが、多くても体に良くないことがわかります。

カフェイン摂取や運動で水分を排出しましょう

水分を摂りすぎて、「ちょっとだるいな〜」「体が重いな〜」と感じたときは、カフェインの含まれたものを摂取すると利尿作用で尿量が増加します。
外出したり、運動したりして汗をかくこともおすすめです。

老廃物を貯めこまないようにしましょう

ちなみに、体内の老廃物を溶かすのに最低限必要な尿、つまり1日最低500mlの尿を出さないと身体に老廃物が貯まり、病的な状態になってしまいます。
「何回トイレに行ったかな?」と、気にしてみて下さい。

汗をかいたら、塩分もしっかり摂りましょう

汗には塩分なども含まれていて、汗をかくと体内の塩分が少なくなります。その時に、真水を飲むと、体内の体液濃度が低くなるので、体が濃度を調整するために汗や尿で水分を追い出してしまい、すぐに水分不足になります。
上手に体調と相談しながら、水分を摂るようにしてください。