看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/5/8
水分ってどんなものがいいの?

1日1500〜2000mlの飲料としての水分摂取をすすめたら、患者さんから聞かれました。
糖尿病という生活習慣病を持っているので、スポーツドリンクはよくないことは皆様よくご存じです。

では、いったいどんなものがいいのでしょうか?

「利尿作用のあるものばかりはだめです。」と答えています。 「なぜ?」
次々と質問が来ました。
「水分が体を素通りするだけだからです。」と答えると、「へ〜」。
「具体的にはどんなものがいいの?」と聞かれました。

〜解説〜

スポーツドリンクは、ミネラルバランスが整えられ、体内に素早く水分を取り込むことができるすばらしい飲料水です。
しかし、糖尿病の方は血糖値の急上昇を招いてしまい、体調悪化につながってしまいます。全面的に禁止ではありませんが、上手に利用していく必要がある飲料水であることを理解しておいていただきたいです。

では、実際にどんなものが推奨されているのでしょうか?
  • カフェインが含まれているが少量のもの
    例:番茶・ほうじ茶・玄米茶
  • カフェインが含まれていないもので身近なもの
    例:麦茶
  • ペットボトルでカフェインの含まれていないもの
    例:爽健美茶・十六茶・ルイボスティー

上記のようなものがおすすめです。
カフェイン入りのコーヒー・紅茶・緑茶は利尿作用があることを把握したうえで、水分として摂るようにしてください。

水分を貯める筋肉を作ることも有効です

動物性・植物性のタンパク質を1:1の割合で食べて運動すると筋肉が付きやすくなるそうです。
体に水分を貯める方法として、肉体改造?筋肉プラス!
自分に合った方法を取り入れていきましょう。

アルコールにはご注意を

アルコールは利尿作用があり、尿として排泄されるほか、アルコールを分解するときに水が使われるため、脱水を引き起こしてしまいます。
アルコールと脱水症状に関しては、以前の記事でも解説しています。詳しくはこちらをご覧ください。

塩分もしっかり摂りましょう!

脱水予防には塩分が必要です。忘れずに!(生活の中で食事からも塩分は摂取できるので、水分摂取には改めて何かを加える必要はない、とされています。)
ご自分の体調に合わせて上手に水分を選んで摂るようにしてください。