看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/4/24
アルコールって糖質ゼロなら大丈夫ですか?

どうしてもアルコールを気持ちよく飲みたい患者様からの質問です。

アルコールってカロリーもあるんですよ。
というと、「ゼロ」って書いてあります!と憤慨されてしまいました。

アルコールの度数と飲酒量に注意!

「ゼロ」と表示されていても,実はアルコールの度数と飲酒量が大きく影響を受けるのが糖尿病なんです。
糖質の量を比べてみると、K社の場合、普通のビールと糖質ゼロの発泡酒や第4のビールとの違いは、350ml1缶あたり9.6g(38kcal)、角砂糖2-3個分、缶コーヒー1本(200ml)のカロリーはその2倍です。そう考えると、「糖質ゼロ」だからいくら飲んでも大丈夫!ではないですね。

アルコールと脱水症状の関わり

さらに、糖尿病の大きな問題は、血液の流れが悪くなることですが、お酒の飲みすぎはそのことと深い関係があります。アルコールの摂りすぎは脱水症状を引き起こすからです。
お酒は水分ですが、アルコールは利尿作用が大きく働きます。飲めば飲むほどトイレに行きたくなります。すると、排尿によって水分が失われ血液がどろどろになり、糖尿病症状の悪化につながります。
酔っぱらって、そのまま寝てしまい朝まで全く水分補給をしない〜なんてとっても危険です。

お酒を飲むときは、水分もしっかりとりましょう

★療養指導の現場では、アルコールを飲んだら水分もいれてください、と話しています。
そして、「糖質ゼロ」の飲みすぎはやっぱり注意が必要です、と笑顔でしっかりと付け加えることが大切です。