看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/3/27
糖尿病療養指導

ここ数日は、寒の戻りとでも言うのでしょうか?寒い日が続いておりますね。クリニックの患者様もまた、ダウンコートに包まれて、採血の時には手がヒヤッと冷たい方がいらっしゃいます。

去年4月から1年間、このコーナーを担当させていただきましたが、次号より、担当者交代となります。今まで、読んでくださった皆様、ありがとうございました。
最初は、何を書けばよいのか戸惑っていましたが、ある時から、日ごろ、患者様と話題になったこと、質問されたことについて調べて書くようになりました。
それはなぜかというと、普段何気なく、「これはこうですよ。」「こうした方が良いですよ。」と説明していたものが果たしてどんな根拠に基づいているのか?自分の中でしっかり理解して言っているのだろうか?と疑問がふつふつと沸いてきたからです。

当院は、糖尿病患者様には、採血後、HbA1c、血糖値、尿検査の結果をお話しながら療養指導につなげています。毎日、何人もの患者様とお話しするのでいろいろな話題が出ます。その度に、いろいろ調べるようになりました。
このコーナーで書くにあたっても、いろいろ勉強ができて自分のスキルアップにもつながったと思います。

療養指導の面白さ

患者様は、一人一人違いますので、その人に合った話ができることを目標にしています。
食事の見直し、運動を頑張ってやってきてくださる方、そうでない方いろいろな方がいらっしゃいます。
血糖値のデータが徐々に良くなると本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりますが、コントロール不良となった方に対しても、その原因を一緒に考え、ご自身の目標やどんな生活、人生を送っていきたいのか、など寄り添って考えていけます。

当院では、その日の指導の様子を記録し、カンファレンス、申し送りを行い、どのスタッフも患者様一人一人を把握できるようにしています。一人でも多くの方が、合併症の進行を抑えて生活できることが目標です。そして、悩んだときは、医師、認定看護師、糖尿病療養指導士、検査技師、管理栄養士、と他のスタッフからアドバイスを得ることで、一人で悩むことはなく、とても心強いです。

看護師は、病院でいろいろな科を経験しますが、こんなに患者様のそばで看護できる科はそうはないと思います。
また、私自身、妊娠糖尿病でインスリン注射を経験し、糖尿病に興味を持ったことで、患者様の気持ちが少し理解できたのではないかと思います。

当院では、年に一度の臨床糖尿病研究会を開催、スタッフみんなで看護学会に参加、看護雑誌の症例を載せる、クリニックでの勉強会などたくさんの学ぶ機会が多く、大変に充実した日々を送ることができ、それをこのコーナーで紹介できてとても嬉しかったです。
次回からも、更にバーションアップしたこちらのコーナーを楽しみにしていてくださいね。