看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/2/20
足のつり

「寒くなって、よく足がつる」という話を聞きます。
糖尿病に携わっていると、まず、考えるのが糖尿病神経障害です。
これは、慢性的な高血糖や、栄養血管の障害などにより神経がダメージを受けて起こります。
合併症の中でも、網膜症や腎症よりも早い時期に出現し、頻度も高いのですが、軽視されやすいので、注意が必要です。

足の症状で多いのが、足先や、足底のしびれ、痛み、感覚が鈍くなっている、こむらがえりなどです。足のつりは、糖尿病患者さんの約3分の1に見られるという事です。結構な確率です。

私も、学生時代に、激しく運動した時は、夜中によくこむら返りをし、大変に苦しみました。この場合は、筋肉を酷使し、疲労が重なったためと思われます。
睡眠中に起こる足のつりは、体温が下がって血行不良となり、筋肉が緊張、収縮して起こると考えられます。他には、汗をたくさんかき、ミネラル不足になり、起こすとも言われています。

糖尿病患者さんが、足がつるのは、神経障害が原因です。運動神経が、障害を受け、神経の乱れにより、筋肉の異常収縮を起こしてしまいます。

こまめに水分をとる、身体を冷やさないようにするなどの方法をとりましょう。
「芍薬甘草湯」という漢方を内服されている患者さんもいらっしゃいます。

糖尿病神経障害の検査

アキレス腱反射や振動覚検査など、クリニックでも、15分くらいで確認することができますので、症状がある方や、相談されたい方は、受診時、お申し出ください。