看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/1/23
糖尿病学会の地方会

先日、横浜の学会に行ってきました。
学会に行くといつも聞きたいものばかりで、どこの会場に行くか迷ってしまいます。

シンポジウムでは、アジア人では米が主食となっており、糖尿病の発症率も上がってきていると報告していました。
白米より玄米の方が、糖尿病の発症予防に良いとされていますが、パサついているなどでなかなか食べられないという問題点があります。
そこで、もち米の玄米で試してみると、継続して食べられ、また、血糖値も改善したという報告がありました。

我が家でも、玄米は、家族に不評で、早々に撤退してしまいましたが、お餅は大好きなので、もち米玄米を試してみようかなと思いました。

また、2つ目の話は、腸内細菌の話でした。耐糖能異常は腸内細菌と関係があるということで研究が進められ、将来は、腸内細菌に基づいた個別の食事処方ができるようになるかもしれないという話でした。

コメディカルの会場では、主に栄養の発表を聞きました。

ある妊娠糖尿病の栄養指導の発表では、
一日のトータルのカロリーを3回食、6回食の群に分けて研究したところ、
6回食にするとお菓子などのし好品が増えてしまって、3回食の群の方が栄養指導に沿ってしっかり食事療法が守られていた、という報告がありました。

現代の社会において、仕事をしながら妊娠生活をおくる方も多いです。
私も妊娠糖尿病患者でインスリン注射と6回食を実行していましたが、病院勤務しながら朝、1単位分のおにぎりを余計に作っていかなければならず、大変だったことを思い出しました。

また、近年では、低炭水化物食の傾向にあり、偏った食事で代謝異常を起こすといった新たな問題点があることを知りました。

学会は、普段の療養指導を振り返る上でもとても良い場となっています。
これからもたくさん参加して最新の治療などを聞いていきたいです。