看護師による糖尿病療養指導の現場から

2017/1/16
低温やけど

毎日寒い日が続きますね。

先日、腰にカイロを貼って、そのまま眠ってしまい、翌朝、皮膚が真っ赤になってしまいました。
カイロは、最高温度が70度以上になることもあるそうです。
また、同僚は、電気ストーブを抱えて寝てしまい、足に軽いやけどを起こしてしまいました。

低温やけどは、体温より少し高い、42度から50度程度の温かくて気持ち良いと感じる温度で起こります。
低温ですので、熱湯に触れた時のように「熱いっ!」と反射的にひっこめることがないので、長時間触れたままでも気づきにくいのです。

また、肌の表面よりも深いところにある皮下脂肪が温められ、起こります。
低温やけどは、重症だとは思わない為に、放置され重症化する場合もあります。
主な原因は、使い捨てカイロ、湯たんぽ、暖房器具などです。

糖尿病患者さんが特に気をつけなければいけないこと

1.神経障害
熱さに鈍感になり、やけどに気づきにくいです。
温かさを実感がないために、温房器具の温度を高めに設定したり、必要以上に長い時間使用し続けて、低温やけどを起こしやすいです。

2.血流障害
足先が異常に冷たく感じる、また、やけどを起こすと傷が治りにくいです。

3.高血糖
血管のダメージがあり、免疫力が落ちているので注意が必要です。

これらのために、やけどを起こすと化膿しやすく、足潰瘍、壊疽など、大きな怪我に発展してしまう可能性もあります。

低温やけどの状態は、すでに皮下脂肪が温められているため流水などで冷やしても効果が少ないようです。
症状が進み、内部から壊死を起こしてしまう場合もありますから、
暖房器具やカイロを使うときには、直接当たらないようにする、離す、カバーを使う、タイマーをセットするなど適正に使用しましょう。

寒い冬、これらを上手に使って乗り切りましょう!