看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/10/18
食後高血糖と動脈硬化

クリニックでは、月2,3回勉強会が開催されます。
出勤しているスタッフはもちろん、休みの日でも都合があえば出席するスタッフもいます。日々の勉強は必要ですね。

MAGEについて

先週は、食後高血糖と動脈硬化の話でした。 MAGE (mean amplitude of glycemic excursions )平均血糖変動幅、という言葉が出てきました。MAGEが大きいほど、血糖の変動幅が大きく、結果、血管内皮機能が悪くなります。また、高血糖そのものが酸化ストレスを増やしたりするようで、血管を詰まりやすくしてしまうとの事でした。 空腹時血糖値が正常でも、食後高血糖のある方は、血糖の変動幅が大きくなります。また、HbA1cが7.0%未満でも食後高血糖により合併症が発症、進行してしまうケースがあるので注意が必要です。動脈硬化は、太い血管に起きる合併症であり、積極的に治療することが推奨されています。

1日を通して、持続的に血糖測定することで血糖の変動幅がわかりますが、その機械を付けて検査するのも大変なことなので、例えば、空腹時血糖が70mg/dlより低いが、食後の血糖値が200mg/dlを超えることが多くないか、などみてみましょう。

療養指導で、食後の高血糖がありそうな方がいらしたら、野菜から先に食べる、ゆっくり食べる、炭水化物を摂りすぎない、などの食事指導、食後の運動などの指導はもちろんですが、内服薬もチェックしてみて、その方にあった薬(例えば、α-GI、グリニド系、DPP-4阻害薬)を提案してみようと思いました。