看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/9/12
「ポケモンGO」と糖尿病

今年の7月に「ポケモンGO」の配信が、米国、オーストラリア、ニュージーランドに続き日本でも始められました。世界中で数百万人がプレイしており、子供だけでなく大人も巻き込んで、熱狂的にプレイされています。

私も試しに歩いてみましたが、実際にある公園や記念碑などに「ポケストップ」があり、モンスターボールがもらえるので、次から次へと探してみたくなりました。また、温めるとふ化する「たまご」もあります。卵を温めるには、2〜10km歩かなければなりませんので、自然と楽しみながらいつの間にか歩いてしまうようです。

クリニックの患者様の中にも、初日から使い始め、「いきなりたくさん歩いたら疲れた。」「歩いた後に、暑くてビールをがぶ飲みしてしまった。」などのお話が聞けました。イギリスのレスター大学の研究者たちは、このゲームが肥満や慢性疾患の画期的な解決策になると示唆しています。普段から、運動の習慣がなく、家でゲームをすることが多かった人にとって、気づかないうちに沢山歩くようになります。

また、別の効果としては、「ポケモンGO」で外出し、人とコミュニケーションを取るようになり、メンタル改善につながったという報告もあります。30分くらい歩いてポケモンをゲットし、5分ほどの休憩を入れ、また歩き出すという繰り返しで、有酸素運動にもなります。肥満の解消にもつながると良いですね。

今まで、運動をする習慣がなかった患者様にも行動変容を促すことができるアプリだと思います。我が家の子供達には、もう飽きられてしまったこのゲームですが、糖尿病の方には、飽きる事なく続けてほしいと思います。