看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/8/22
糖尿病連携手帳

皆さん、「糖尿病連携手帳」をご存知ですか?表紙にナスや玉ねぎなどの野菜を使ったお顔のある手の平サイズの手帳です(ちなみ4種類あります)。以前は、「糖尿病健康手帳」でしたが、改定され、現在は、「糖尿病連携手帳」と呼ばれています。かかりつけの内科、眼科、歯科が患者様を中心とした質の高い糖尿病診療の手助けとなる手帳です。

当院では、その日の体重、血圧、血糖値、HbA1c、検査結果をもとに、中性脂肪、コレステロールなどの脂質、AST、APTなどの肝機能、尿たんぱく、尿中アルブミンなどの腎機能、などのデータを記入していきます。受付時に一緒に提出してください。また、ご自分で内服薬などの治療内容、合併症検査の結果などを書いておくと、低血糖で別の病院に運ばれた時、不測の事態が起きた時、災害時にご自分の状況が分かる重要なデータとなります。常にお薬手帳とセットで携帯しておくとよいでしょう。

糖尿病以外の医療機関にかかる時でも、糖尿病の情報はとても重要です。「歯が痛くて、歯科に行ったら、血糖値を下げてから治療しましょう、と言われました。」というお話をよくお聞きします。また、糖尿病の方は、歯周病の罹患率が高く、重症化しやすいといわれています。糖尿病の治療の経過がわかるこの手帳を見せることで、診療がスムーズになります。

歯科の他、眼科の受診状況も書けるようになっています。現在、症状がなくても、高血糖が続くと眼の細い血管を傷つけ、失明の原因にもなりますので、1年に1回は、受診し、記入してもらいましょう。 まだ、もらっていなくて、欲しい!という方は、無料で差し上げていますので、スタッフまでお声をかけてください。