看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/8/15
夏の運動療法

暑いですね!
療養指導の中でも、「暑すぎて、外出できない」とよくお聞きします。こんな時は、どうぞ無理はなさらないでください。 夏は、熱中症、脱水症状に気を付けなくてはいけません。

ウォーキングされる方は、早朝や夕方涼しくなってから行うのがベストです。
暑い日中、家の中でもできる体操として、おすすめしているのが「ラジオ体操」や、座位でもできる「みんなの体操」です。毎日、TVの時間に合わせ、定期的に体を動かせます。

そして、決して無理しないように、水分補給をしっかりしましょう。
のどが渇いたと感じたら、すでに遅いので、渇いていなくても定期的に、ちょこちょこ水分を摂ってください。特に高齢者は、脱水症状に対して、感覚が鈍くなり、また、体の調整機能も低下していますから、症状が出てからでは遅いです。また汗により、血液が粘っこくなり、血栓ができやすい状態になります。

本来なら、体液に近いスポーツ飲料が望ましいのですが、こちらも飲みすぎは危険です。 「ゼロカロリー」の飲料で、糖質、カロリーともにゼロであれば、血糖値を上げることはないようです。「カロリーオフ」の基準は、100mlあたり20g以下となっていますので、量をのめば、カロリーは多くなります。先日、微糖のコーヒ缶を飲んだのですが、普段、ブラックを飲みつけているので、かなり甘かったです。「甘さ控えめ」は、他の商品を比べて“控えめ”なだけで基準はないですので、言葉に紛らわされないようにしましょう。

また、ペットボトルから、直接飲んでしまうと、飲んだ量がわからなくなりますので、コップに入れて飲む方がよいでしょう。また、量を飲みたいときは、スポーツドリンクを少し水で薄めて飲むのも良いでしょう。

夏でも水分補給をして、工夫して、ご自分に合った方法で体を動かすようにしましょう。