看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/6/27
GLUT4

先週、横浜生活習慣病フォーラムに参加してきました。
運動療法の講義で勉強になったことがあります。今回は、GLUT4についてです。

私たちは、運動や活動をするときに筋肉を使います。
筋肉は、血液中のブドウ糖をエネルギーとして使います。
筋肉の中には、GLUT4(グルットフォー) という、たんぱく質があります。

通常、ブドウ糖が上がると、インスリンは、細胞内のインスリン受容体と結合し、糖を細胞内に取り込む命令が出ます。この命令が出ると、GLUT4が細胞膜まで出てきて、糖を取り込みます。運動により筋肉の収縮があると、インスリンの命令がなくても、GLUT4は、細胞膜まで出てきます。運動を続けるうちにGLUT4の数も増えてくるということです。運動する→GLUT4が活性化する→血糖値が下がる!というメカニズムになります。

GLUT4を増やすために有効な運動が、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、軽いスクワットなどの筋力トレーニングです。この2種類の運動を組み合わせるとより効果が長持ちします。週3-5日の運動で、特に、夕食後に運動をした方が、翌日の午前中まで効果が持続するということです。 療養指導をしていると、「忙しくて運動する時間がない」と話される患者さまも多いですが、今回の先生は、「立っているだけでも効果がある。」とおっしゃっていました(笑)
家の中でも座りっぱなしでいないで、時々、立つようにしてみましょう。