看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/6/20
高齢者の食事(たんぱく質の摂取)

高齢者の方、特に前回話したサルコペニアがある75歳以上の方は、食事のバランスに気をつけましょう、というお話です。

エネルギー量やたんぱく質の摂取量が減ると
サルコペニア・フレイルを起こしやすくなります

エネルギー量、または、たんぱく質の摂取量が減るとサルコペニア、フレイルを起こしやすくなります。 高齢者の食事は、炭水化物が全体の60%、たんぱく質が15%と少なめ、間食が多くなり、脂質が増える傾向にあります。 たんぱく質をきちんと摂る→筋肉量が減らない→転倒予防となります。

厚生労働省策定(日本人の食事摂取基準 2010年度)では、50歳以上の女性のたんぱく質摂取の推奨量が50gとなっていますが、ある研究で、65歳以上の女性でたんぱく質摂取量とフレイル(虚弱で健康障害を起こしやすい人)のリスクを調べた結果、たんぱく質を70g/日以上摂った女性のリスクが少ないということでした。植物性、動物性の質の違いはありませんでした。

食事での目安は?

では、たんぱく質の量とはどれくらいなのでしょうか?
卵1個 MかLで約6〜7gくらいです。今、出回っているカツオですと、お刺身5切れ、約100gとすると、たんぱく質が約25gです。これを目安にして、フレイルの予防の一つとして、種類に関係なくたんぱく質を十分摂ってみましょう。