看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/5/9
OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)

空腹時血糖値やHbA1cで糖尿病の診断をされることが多いですが、糖尿病の前段階には、空腹時血糖値は正常でも、食後の血糖値が高い時期があります。
また、空腹時血糖値よりも食後血糖値の方が動脈硬化と密接に関連しているといわれています。
食後高血糖を避け、将来の心筋梗塞や脳梗塞を防ぎたいものです。

この糖尿病の前段階も発見することができるのが、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT:oral glucose tolerance test)です。

OGTTは、ブドウ糖負荷後、30分後、1時間後、2時間後にそれぞれ採血を行い、血糖値を測定する検査です。また、血液中のインスリン濃度を測定することで、ブドウ糖に反応してインスリンが出ているか、インスリンの量は出ているかということもわかります。

OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)をお勧めしたい方

  • HbA1c  6.0〜6.4% の方
  • 空腹時血糖値 110〜125mg/dl の方
  • 随時血糖値 140〜199mg/dl の方
  • その他、ご家族に糖尿病の方がいる方、尿糖陽性を指摘されたなど。

これらに特に該当しない方でも御希望の方は御相談ください。

検査

10時間以上、絶食で行います。
検査前3日間は、糖質制限などしないで、普通のお食事を摂ってきてください。

当院に8:45に来院していただき、空腹時の採血をします。

次に、75gブドウ糖を溶かした水を飲み、
30分後、60分後、120分後に採血し、血糖やインスリンなどを測定します。

11時頃、終了となります。
空腹時血糖値が140mg/dl以上ある場合は、症状を悪化させるので原則行いません。

結果

ブドウ糖負荷後、2時間血糖値が200mg/dl以上あれば、糖尿病型と診断されます。
1時間血糖値が、180mg/dl以上の時は、境界型な準じた取り扱いとなります。