看護師による糖尿病療養指導の現場から

2016/4/1
お花見と糖尿病

皆様、こんにちは。
4月から、こちらのコーナーの担当をさせていただきます。

たけおクリニックで働き始め1年が経ちました。
勤務当初、大変に驚いたことがあります。
それは、勉強熱心な患者様が多いことです。
日頃から患者様から教えていただくことも沢山あります。
このコーナーを担当して、もっと多くの事を勉強して、日ごろの療養指導に役立てたいと思っていますので、よろしくお願いします。

東京の桜も満開となりました。
お花見に行かれた方も多いと思います。

ふわりと心地良く独特の上品な芳香を持つ桜の香り。
あの独特の香りの主体はクマリン(C9H6O2)という成分で、リラックス効果、鎮静作用があるそうです。 気分を落ち着けることによって、ストレスによる食べ過ぎを防ぎ、食欲を抑えて気分転換ができるとも言われています 綺麗な桜を見ながらいつもより多めに歩き、日頃のストレスを解消して、血糖値の改善に役立つと良いですね。

一方、お花見の席で、注意したいのが、お食事です。
気分も盛り上がって、知らず知らずのうちに食べ過ぎていた、という事はありませんか?
出店の焼き鳥やお好み焼きなどの焦げるに美味しそうなにおいに食欲がそそられ、買って食べるのも楽しみに一つですが、食べ過ぎには気をつけてくださいね。

そして、もう一つ注意しなくてはならないのは、お酒です。
体内に入ったアルコールは、アセトアルデヒドという酵素に分解されます。
このアセトアルデヒドは、脂肪の分解を抑制し、同時に脂肪酸(中性脂肪の原料)の合成を高めるため肝細胞内に中性脂肪が溜まり、脂肪肝になりやすくなります。脂肪肝は、インスリンの働きを弱めてしまいます。 よく「アルコールはエンプティ・カロリーなので太らない」と思っている人がいますが、たとえ体重が増えなくても、内臓脂肪型の肥満の原因となるので、飲み過ぎには気をつけてくださいね。