新しい糖尿病治療(トレシーバR)
〜2日に1回のインスリン?〜

新しい糖尿病治療薬のトレシーバは、より長い時間一定の力で働くインスリン注射です。
驚くことにそのインスリンの作用は、2日間(48時間)にも及ぶとされています。
ですから上手に使うことができれば注射回数を減らす・低血糖を防ぐことが出来、
糖尿病の方で特に低血糖になりやすい方や高齢者、在宅医療などで使用が期待されています。


トレシーバは、2013年3月に発売されました。

当院では、既に多くの患者さんに使用し良好な結果を得ています。
インスリンを打つ時間が安定しない患者さん等に特にお勧めしています。
当院では、この新しい治療を試してみたい患者さんを全力で応援させていただきます。
ご興味があればぜひ、一度ご相談下さい。




Q&A  トレシーバの解説

Q.なぜ、トレシーバは他の薬より長く一定にインスリンの効果が続くのですか?
A.身体の中で一度薬が固まり、その後ゆっくり溶け出すからです。
トレシーバは、身体の中でもう一度集まりやすくなるような形に作られています。
ですから注射した後に、インスリンが再度12個集まり、血の中などを流れていきます。
そして、その集まったものが少しずつ崩れて、血中に吸収されることにより、48時間程度一定の濃さが保たれると報告されています。


Q.どうして低血糖が少なくなるのですか?
A.ゆっくりと効くインスリンだからです。
もともとインスリンを使った治療において、同じ量のインスリンであれば、 早く効くもののほうが、低血糖のリスクはより高くなります。その理由は、いくつかありますが、最も代表的なものとして自分自身の低血糖を防ぐ力(グルカゴン等)があるからです。 ですから、よりゆっくりしか血糖値が下がらなければ、もしくはほんの少しの低血糖であれば、自分の力でも低血糖を防ぐことも可能なのでは、と考えられています。
ゆっくりとインスリンの効果が出るトラシーバは低血糖になりにくく、
なったとしても、自分の身体で対応ができる範囲にとどめることができると考えられます。
Q.どのくらい血糖値が下がるのですか?
A.HbA1cで比べれば、今までのインスリンと同じ程度です。
インスリンの作用から考えれば、単純に量を多くすれば血糖値は低下する可能性は高いとも言えます。
よって飲み薬と異なり、同じ条件や同じ増やし方で違うお薬と比較するという方法で評価します。
その結果では同じ程度血糖値が下がると報告されています。
Q.私は使えますか?
A.多くの糖尿病の患者さんで使用可能と思われます。
トレシーバは1日当たりの注射する量をきちんと設定することができれば、 多くの患者さんで使用可能な薬と思われます。例えば、1型糖尿病で既に1日数回のインスリン注射を使用されている方だけではなく、軽症の方で1日数回内服をされている患者さんでも、すい臓を保護する働きなどから効果を期待できる治療かもしれません。
Q.値段は高いですか?
A.今までのインスリン注射とほぼ同じ値段となっています。
価格はフレックスタッチ2,546円、ペンフィル1,796円です。 より長く効くインスリンですので、患者さんによっては数単位程度減量できる可能性はあると思いますが、大きく費用負担が減るとは思われません。
よってほぼ同じと考えています。
          ― 参考 ―
レベミル注フレックスペン 2,579円
ペンフィル 1,807円
ランタス注ソロスター 2,455円
カート 1,783円
Q.2日に1回のインスリン注射にしたいのですができますか?
A.相談が必要です
現在、厚生労働省が認可している使い方は1日1回注射する方法です。よって、その使い方が薦められます。
しかし、在宅介護でどうしても2日1回しか打つことができない方や極少量のインスリンを長く継続することによりすい臓の機能を守る必要のある方、またインスリンをより長く使用することにより自分自身のインスリンを分泌する力を引き出したい方など使用をご希望される場合は、個別にご相談させてください。
Q.新しい薬だけど、安全性は大丈夫ですか?
A.おそらく大丈夫です
元々お薬ですので100%安心とはなりませんが、通常の薬剤開発に則った適切な安全性の評価には合格しています。しかし、よりたくさんの患者さんに使われた後に副作用が見つかるケースもあります。
よっておそらく大丈夫ですという表現が適切だと思います。
また、アメリカにおいてのみ、心筋梗塞等をほんの少しではありますが増やす可能性を指摘されており、平成25年2月現在再調査が実施さています。尚、日本やヨーロッパにおいては、極少数であり問題とされず発売となっています。

専門家向けの補足事項(基礎的論文及び注意点等)

専門家の方には、いくつかの注意すべき点がございます。
少なくとも以下2点についてご検討が必要と思われます。

・NOVO社は、実質的に厚生労働省との価格交渉が不調であるため発売を延期しています。
尚、薬価収載が見送られたとの表現が正しいことを付記しておきます。

・アメリカでは、2010年2月25日に心血管事故について追加調査を要求されています。
もともと評決も8:4であり、以前からこの問題は指摘されています。
また、近年抗糖尿病薬の認可時に、アメリカにおいては心血管に関する報告が必須となっていることはよく知られていることです。

Novo Nordisk receives Complete Response Letter in the US for Tresiba® and Ryzodeg®
(Novo Nordisk 2013.02.10)
*Ryzodeg® とは insulin degludec とinsulin aspartの混合製剤である


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